右手で押さえて少し背を向けた
いつもより5分も家を出るのが遅かった。原因は分かってる。洗濯物を畳みながら、好きなアイドルがテレビにでてるところを見届けたせい。
通勤路の半分くらいまで走って、あとは普通に歩いた。走ってる間はいいけど、走るのをやめて歩き始めた途端の滝汗。なんとかいつも通りの時間に会社到着。
メガネを電子レンジの上に置き忘れたことに気付く。会社に着いてから、ポーチの中に入れてあった予備のコンタクトをつけた。
慌てたせいかちょっと手間取ってしまって、涙が出た。おまけに鼻水まで出てきた。両目入れ終えた時にはもう顔面ボロボロだった。
仕事は特に何事もなく終わった。彼氏と会う約束がなくなってしまい、帰りにまた無印。
透明なレンズのUVカットサングラスが1500円。ダテメガネっぽくてちょっと欲しい。要検討。
ふらっと入ったお店が70%オフのセール。何か買えば、このもやもやも晴れるだろうと、服の山を物色。
2点気になったものを試着した。まぁ見事に似合わない。もやもや解消のために試着したのに、似合わないし、暑いし。いらいらしてきた。
諦めずにもう2点試着。片方はボーダーのワンピース。ちょっと着なさそうだったからやめた。
もう片方はゆるめのトップス。色は赤茶でレンガみたいな色。とろんとしたわたしの好きな素材だったから、とりあえず買う。
それでもなんかまだダメだった。たった1000円ちょっとの買い物じゃごまかされないくらいのもやもやだった。
好きな食べものを好きなだけ食べれば治るかとも思ったけど、全くダメ。伸びてきた前髪を上手に切れても、全然ダメ。視界が開けても気分は変わらない。
むしろ、これたぶん朝起きてちゃんと見たら、前髪ガッタガタで後悔するやつ。毎回自分で切って毎回後悔するのに、我慢しきれずに切ってしまう。
明日と明後日は東京に行く。寝て起きたらこのダメダメなやつ治っていればいいけど。
帽子と水着と水平線
仕事。毎度のことながら、行くのすごくやだった。ちゃんと行ったけど。
ポンコツ先輩と2人きりでしんどい。物分りが悪すぎて、イーーーーーーーーッってなる。ストレスがすごい。
仕事も遅くて、何度「それ終わってます」「もうやりました」って言ったか分からない。自分がすごく仕事が出来る人だと錯覚してしまうほどだ。
そんな先輩を残して、わたしは早番なので夕方前に退勤。
お金を下ろして、好きなブランドの展示会を見た。めぼしいものは特になく、店員さんと無駄話だけして店を出る。
諏訪に行った時、母親がかぶっていた帽子を借りたらなかなか涼しくて、わたしも欲しくなった。同じものを買おうと無印へ。
種類が色々あって分からなかったので、母に電話。値段を聞いて、母の持っているのと同じ形を見つける。
母は「わたし10%オフで買ったよ」と言ってたけど、今は30%オフだった。それを伝えると「腹立つー!」と言って、電話を切られてしまった。笑う。
初めて麦わら帽子を買った。そのままかぶって帰りたかったけど、気付いた時にはもう袋に入れられていたので、そのまま黙って持って帰った。
彼氏にこの2、3日の話がしたくてたまらなくて、夜ご飯をお誘いする。
行きつけの串揚げ屋さんで、マシンガントーク。店を出たときはまだ9時で、このまま帰るのももったいないし、ツタヤでDVDを借りる。
さっそくドクターストレンジを観た。
思ってたよりおもしろかった。全く期待してなかったのが逆に良かった。
ただ、「ハリポタっぽい」「インセプションじゃん」「インターステラーかな?」「パシフィックリム感」とか、見たことある映画とかぶるシーンがたくさんあって、 それはそれで面白く観れた。
明日彼氏は仕事休みなので、勧めたドラマのほうのシャーロックを見てもらう。楽しみ。
かわいい君が好きなもの
仕事休みなのに8時過ぎに起きてしまった。携帯を見ると、今日なにしてる?と母親からのライン。
何をするかは決まってなかったけど、彼氏ととりあえず1日一緒にいようか、という話になっていた。が、朝ラインしても返事がこない。
絶対起きてるのに全く返事が来ないので、だんだんイライラしてきた。
イライラした分、「パパと2人で飛騨高山とか諏訪に行こうと思うんだけど、一緒に行かない?」という母親のお誘いが、なんだか魅力的に思えてくる。
「いいよ、行っといで」と返事が来たのは、母親に「行く!」と返信した後のことだった。
優しい彼のことだから、きっとそう言ってくれると思った。家族の予定を優先したらブチ切れてきた元カレとは大違いである。
アパートまで迎えに来てもらって出発。結局、諏訪に行くことにしたらしい。高速乗ったら、思っていたよりあっという間に着いた。
初めての諏訪大社。車を降りるとムワッと夏の暑さにうんざりした。でも、諏訪大社に近付くと、たくさんの木で出来た木陰に入って涼しい。
入り口の水場で、説明書きを読みながらその通りに手と口を清めた。ふと水を見ると水面に死んだ蜘蛛が浮いていて、母とふたりで笑った。
100円でおみくじを引いたら、凶が出た。「誰も見てないと思っていても、必ずどこかで誰かが見ていることを知り、何事にも誠実で、裏表のないようにしろ」と書かれていて、無茶を言うなぁと思った。
また、「待ち人 来ぬ」「失せ物 出ぬ」「願望 叶わず」「縁談 今迄の行動を考え慎むこと」「旅行 行きても先に凶有り」と、もはや気持ち良いくらいに良いこと無し。わたしが何をしたというのだ。
若者ばりにたくさん写真を撮った。
土俵があったから四股をふんでみたり、傾いた木があったので遠近法で支えてる風な写真撮ったり。楽しい。
諏訪湖の近くに新しく出来たシャレオツお土産ショップみたいなところにも行った。大したものは買ってないけど。
店長がそういうシフトを組んだからとはいえ、稼ぎ時の連休中に2日も休んだことを少し後ろめたく思っているので、会社のお土産はちゃんと買った。
この2日楽しかった。また2日働くと今度は東京に行くんだけど。充実すぎて大丈夫かな?爆発しそう。
透明な水の底に薄く溜まってる不純物が愛しい
朝の6時から30分置きにかけた目覚ましで、8時くらいに起きた。
昨日お腹いっぱいで食べられなかった誕生日ケーキを食べて、その後さらに朝ごはんも食べて、支度する。
マブダチ家を出たのは朝の9時。
まぁ上出来だ。前はどっか出かけるって時でも10時くらいまでダラけてたから、年取って寝起きが良くなったか、みんな朝早く仕事に行くから慣れか?
車で片道2時間。木曽の阿寺渓谷へ行った。
前回このメンツで行ったのは2014年の7月。ちょうど3年前。なんかついこないだのような気もするし、遠い昔のような気もする。
前回行った時は、地元の子供達とお父さんくらいしかいなかったのに、今回はテント張ってるグループが6組くらいいた。有名になったとは聞いてたけど、すごい混んでてびっくりした。
でも相変わらず綺麗。水はどこまでも澄んでいて、浅いところは透明、深いところはエメラルドグリーン。大きな岩の上から子供達が飛び込みしている。
冷たい水にも途中から慣れて、浮き輪を使って浮いたり泳いだり。カーズの浮き輪を水の浅いところに置いておいたら、マブダチが「駐車」って言ってて笑った。
後からパリピな女の子2人組が来た。ビキニがすごくアウェーだった。
帰り際3人で自撮りしてたら、奥にその2人が偶然写り込んで、5ショットになった。こっち見てるし、たぶん撮ってるのバレてた。
行きは思い出話で盛り上がって、眠気なんて皆無だったのに、帰りはダメだった。寝た。ごめん。いつもこう。
解散して、実家でジンギスカン食べて、アパートに帰った。アパートまで歩いてる間、楽しかったなぁって気持ちで満ちてて、幸せだった。
桃色の汗は夏の匂い
久々の8時半出勤。
朝なのに、もう30℃くらいあって萎える。正確には知らんけど、体感は30℃。
いつもと同じ時間に起きて、荷造りしなかった昨日のわたしを恨んだ。
シャワー浴びて、髪の毛乾かして、着替えて化粧して、さらに荷造りまでしろって?忙しすぎでしょ、昨日のわたしのバカ。
仕事終わり、マブダチの家で友達の誕生日お祝いをした。
先に家の中で風船と誕生日プレゼントを用意して、昨日買ったクラッカーを握り締めて、階段を上がってくる音に聞き耳立ててる間、ずっと心臓しんどかった。
ピンポンが鳴って、「どうぞ〜!!」と叫ぶ。家主じゃないのに。
ドアが開くと同時に、クラッカー鳴らして「誕生日おめでとう〜!!」ってしたけど、待ってる間が本当にしんどかったせいで、二言目に「ああ、疲れた。これでもう今日終われる」と言ってしまった。
ふたりが夜ご飯作ってくれてる間、シャワーを借りた。前回泊まりに来た時のブログ(http://mztm5.hatenadiary.jp/entry/2017/06/17/140156)にも書いたけど、マブダチの家のシャワーは難易度5だと言う。
またまたぁ、と思っていたけど、本当だった。熱湯と水が交互に出る。最悪。ひとりで爆笑しながらシャワー浴びた。なんか変なアトラクションのようだった。
なんやかんやで夜ご飯食べ始めたのは、夜9時。
そのあとはスイカ食べて、お酒を飲んだ。みんな高校の同級生だから、昔はリプトンのパックだったのにねー大人になったねーとか話した。
近況報告は、それぞれ話す内容が嫌なことばっかりで悲しい。みんな嬉しい話が出来ればいいのになぁ。
気づいたら寝てた。前回と同じく、また無印のダメ人間クッションの上で寝た。
でも全然身体痛くなかったから、たぶんダメ人間クッションで寝る才能あると思う。わたしも買おうかな。
世界が終わる夜に
仕事の出来ない先輩のために、10分ほど早く出社した。解せぬ。
入社して丸3年、嫌いな人ばかり増えている気がする。1ヶ月経っても仕事覚えの悪い人も、携帯覗き込んでくるデリカシーのない人も、他人の恋愛に首つっこんでくる人も、みんな嫌い。
本当入社1年目くらいは、こんなんじゃなかったのになぁ。みんな好きだったのに。切ない。付き合ってすぐは分からなかった悪いところが、付き合う期間が長くなるにつれてだんだん見えてくるみたいな。そんな感覚。
仕事終わって、ポケGOのレイド戦しようとしたら、彼氏のアカウントがグループに入ってきて笑った。
普通に1人で家帰ろうと思ってたのに、そのまま流れで合流して、ラーメン屋さんに入る。冷房が直撃する席で、寒い寒い言いながらラーメンを食べた。
明日早いので珍しく彼氏んちには泊まらず、アパートまで送ってもらう。おやすみ〜ってバイバイするのがなんか新鮮だった。
明日遊びに行く荷造りしなきゃいけないのに、どうにもやる気が出ない。楽しみであればあるほど、荷造り頑張れないのなんなんだろう。
明日の朝のわたしが困るだろうなぁと思いながら、途中で諦めて寝てしまった。
そんなクソみたいな話ならもう沢山だよ
今日も暑い。雨って言ったやつ誰だよ。全然青空だけど。
こないだピンクに塗った足の爪は、いつまでも見慣れなかったので、早々にラメラメに戻した。夏だし。今週末は川遊びに行く予定がある。楽しみ。
昨日もまともなご飯を食べずに1日が終わった。今日は何かご飯っぽいご飯が食べたいなと思い、母さんにラインを入れる。
ちょうど父とふたりでカレー食べに行くところだからおいで、と返信が来た。急いで準備する。
お昼の12時。カレー屋さんは、サラリーマンだらけだった。そんな中、スーツを着た父と、エプロン着けたままの母と、わたし。ハタから見たらどんな関係?となりそうだ。
ご飯もルウもセルフサービスで、おかわり自由のバイキング形式。
カレールウは全部で9種類。全く辛くないビーフシチューから、5辛のチキンカレー、グリーンカレーやパイナップルカレーなんてものまであった。
お皿の真ん中に土手のようにご飯を盛って、その両脇に好きなルウを取るスタイル。さらに慣れている人は、ご飯を十字に盛るらしい。
チキンカレーを取ろうとすると、カウンターの中にいた店員さんが「大丈夫ですか?相当辛いですけど…」と声をかけてきた。「そんなにですか?!」と、思わず母と声が揃ってしまう。
そのあと食べてみて分かった。本当に辛い。半分泣きながら食べたし、なんなら「店員さんもっと本気で止めてくれればよかったのに…」とさえ思った。食後にもらったレモン飴が全く甘くなかった。
母の買い物に付き合いながら、最近の愚痴を聞いてもらう。嫌なことがあったと言うと、わたしよりも怒ってくれて嬉しかった。
実家で録画してあったシンゴジラを見た。カヨコアンパターソンの真似して爆笑した。ベラーな選択。
ストレス解消にと彼氏がカラオケ誘ってくれた。
アジカンの新しい世界を一曲目に歌ったら、思ったよりスッキリした。松浦亜弥とかSPEEDを無理して歌うのも楽しい。ふたり、3時間で1500円だった。