みずたま日和

どうってことない出来事

始まらないはじまりのうた

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朝の寝ぼけ眼のまま、なんとなくネットで買い物。

ボーナス入ったし、1000円クーポンでてるし…と、別に悪いことしてるわけじゃないのに、なぜか言い訳たくさん考えて、自分で自分を納得させてからポチるのが癖。

届くのは少し先、8月1日。そういえば彼氏と付き合いだして丸1年になるその日だ。

 

「こないだ欲しいって言ってたお財布買おうかと思ったけど品切れしてた」と唐突に言われて、一瞬何のことかさっぱり分からなかった。1年記念のお祝いにってことだった。

「ペアリングも考えたんだけどどうする?」と聞かれて、「多分わたしすごい浮かれるからいいよ」と返すわたしの彼女力の無さ。

せっかく買い物したのに、何にも考えてなかったから自分のものしか買ってないや。気づくの遅すぎた。まぁどうにかなる。

 

仕事は早番で、実家でご飯食べてからポケモンやりに小雨の中歩く。

嘘みたいに細い小道を通って、雑草がボーボー生えた公園に着いた。公園といっても、パンダと犬かなにかの跨って揺れる遊具(あれなんて名前?)しかないようなほとんど空き地。

最初は全然人いなかったけど、後から後から人がたくさん来て、念願のルギアを捕まえられた。あとから来たおっさんが仕切り出してウザかったけど、感謝。

 

実家に荷物を置いてたので取りに帰る。雨は止んでいた。

母に、着ないワンピースがあるから持って帰らないかと言われて、そのワンピースを見せてもらった。

 

青い麻のワンピース。ふくらはぎが半分隠れる長めの丈、ストンとしたシンプルな形。飾りといえば胸元に生地が寄せてあるくらい。

なぜもう着ないのか聞いたら、袖が短くて二の腕がもうねーと笑っていた。それはわたしも人のこと言えないなぁと思いながら、とりあえず保留。なんだかわたしに似合う気がしなかった。

 

23時過ぎ。眠たくなって、30分のタイマーをかけてソファに横になる。ふと目が覚めたら2時だった。タイマーの意味。

 

帰らなきゃとカバンを背負って靴を履いて玄関で気付く。鍵を会社に置いてきた。

帰るのを諦めてリビングに戻る。眠気がどっか吹っ飛んでしまって、もう眠れない。