みずたま日和

どうってことない出来事

空も飛べるはず

今日は、北海道からひいおばあちゃんと親戚のおばちゃんが松本に遊びにくる日。

仕事が終わったらそのまま実家に泊まる予定だったのに、昨日の夜は気分がどんよりしすぎて荷造り進まず、今朝はギリギリまでのんびりしすぎてこれまた荷造り出来ず。

 

仕事が終わって即合流した。うちの家族全員と、ひいおばあちゃんとおばちゃんとわたし。7人でご飯を食べた。

みんな口を揃えて、わたしが来てから場が明るくなった、賑やかになったと言うので、ちょっと気分が良かった。家族の中でわりとそういう役割を担っている。

 

ご飯を食べ終わって実家まで帰る間、雨が降っていた。傘は3本しかない。弟はそのままバイトに行ったので、人数は6人。ちょうど2人ずつ傘に入って歩いた。

父は母と、妹はおばちゃんと、わたしはひいおばあちゃんと相合傘。一番後ろをふたりでゆっくり歩いていたら、みんなにどんどん置いていかれた。

 

ひいおばあちゃんのことを、ひいおばあちゃんと呼んだことがない。小さい時から、いつも「大きいおばあちゃん」と呼んでる。理由はわからない、気づいたらそう呼んでた。

一本の傘をふたりで握りしめて、手を取りながら歩くのが楽しくて、ゆっくり歩いたのにあっという間に実家に着いた。おばあちゃんの手は、柔らかくて温かくて好き。

 

去年の夏、北海道に遊びに行った時。ひいおばあちゃんは、ひいおじいちゃんの建てた立派な二階建て一軒家に一人で住んでいた。その家ももう手放すことになり、わたしたちが泊まれるのはその日が最後だった。

ひいおばあちゃんの家を出る朝、家の前で記念写真を撮ってバイバイした。ひいおばあちゃんが泣き出してしまって、もらい泣きした。「もう会えないかも」と思ったら、さらに泣けた。母に「泣かないの〜!」と言われたけど、母も泣いてた。

 

それから1年経って、今度は会いに来てくれた。また会えて本当に嬉しい。

お揃いのパジャマを着て、和室にひいた布団で、おばちゃんとひいおばあちゃんの間に、川の字で寝た。寝る前に「明日晴れるといいね…」と話した。

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