みずたま日和

どうってことない出来事

いつも浅ましい感じ

いよいよこの日が来た。夏前に頼まれてから、打ち合わせや買い出しを何度も何度もしてきたのは、すべて今日の会社の先輩の結婚式二次会のためである。

わたしは16時半まで普通に仕事。仕事終わり即美容院に駆け込む。美容師さんには事前に言ってあったので、間に合うよう急いでセットしてくれた。髪型が崩れてしまわないか心配だったけど、そんな心配も最初の30分までだった。

 

幹事はわたしと一個上の先輩のふたり。先輩が作ってきてくれた進行表には、司会も交互にやると書いてあったけど、まぁ結局全部わたしがやった。自分で作ったくせになんだこいつ、とは思った。

ビンゴ中もわたしがずっとマイクを持ち司会進行。その間、幹事の先輩は座って他のお客さんに混ざって真剣にビンゴしてた。ハァ?

 

悪い予感はしてたんだ、準備の段階から。わたしもこの程度の人数なら緊張しないし、押し付けられたら断れないし、結局最後まで先輩がマイクを握ることはなかった。

最後の最後に少しマイクを渡してみたら、パニックになったのか半泣きになってて笑った。なにしに来たんだこいつ。

 

お開きにしたあとも、なかなか帰らないお客さんたちを帰すため、使ってないお皿からどんどん下げていく。

5〜6人いるスタッフ全員がカウンターの中にいて、なんで?と思った。なんでわたしがバッシングする羽目に?

 

全員帰って、新郎新婦とわたしたち幹事の4人だけになったあたりから、ドッと疲れが襲ってくる。そりゃそうだ、履き慣れないヒールを5時間、立ちっぱなしの歩きっぱなしで履いていたら疲れもする。

一刻も早く帰りたかった。なのに、新郎新婦が「プリクラ撮りに行きたい」とか言う。この疲れた顔を見て、あの働きぶりを見て、よくそんなことが言えたなと思う。

 

これは残業だと思いながら、プリクラに付き合う。撮りたいと言い出したのは本人たちなのに、「ラクガキしといて」と丸投げで腹が立った。でも自分がめちゃくちゃ盛れてたので良しとする。 

やっとの思いで帰宅したものの、全く動けない。コンタクト外したいし、ドレスも脱ぎたいし、化粧もスプレーで固めた髪の毛も洗って綺麗さっぱりしたい。そういう気持ちは強くあるのに、体が動かない。

 

彼氏にラインでなぐさめてもらいながら、1時間ほどかけてシャワーや着替えを済ませる。この日のために自腹で買ったドレスは、きっともう2度と着ないだろう。写真は脱ぎ捨てたドレスです。

明日は6連勤3日目。もうすでに仕事行きたくないなと思いながら眠る。

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