みずたま日和

どうってことない出来事

どこまでも行けるような気がしたの

12月はわたしの生まれ月。11月から12月になると、「ああ、わたしのターンが来たな」と毎年思う。

とはいえ、何か変わったことをしたり、決まった予定があるわけではない。ただ何となく、そして根拠もなく、いつもよりちょっと無敵な気持ちになれる。それが12月。

仕事は死ぬほど忙しいし、寒いのも嫌いだけど、それでもなんか特別。不思議。

 

去年は、自分への誕生日プレゼントに2万円もする良いマフラーを買った。ヌートリアという名前のグレーに似た色のマフラー。今年ももちろん使っている。

今年は良い靴を買おうと決めて、事前に色々と調べて、名古屋旅行のついでにデパートの婦人靴売り場に寄った。

 

広い売り場の中から、お目当てのブランドのコーナーにたどり着くのにも一苦労。バーガンディとキャメルとブラックの三種類の色から、たくさん悩んでバーガンディに決めた。

お会計するときに、彼氏が「誕生日プレゼントに買ってあげようか?」と聞いてきたのには驚いた。でも、丁重にお断りした。わたしはわたしへの誕生日プレゼントを買いたかったから。それと、彼氏にはわたしへの誕生日プレゼント何にしよう?って悩んで欲しかったから。どっちかというと後者の方が強い。

デパートの婦人靴売り場なんて普段の生活でそうそう行くことないし、ずっと自分が浮いてる気がして、そわそわして落ち着かなかった。だけど、最後に売り場のお姉さんから「粗品です〜」って渡されたのが、なぜかジップロックだったのでちょっとウケちゃった。

 

その靴は、買ってからもう一週間経つけど、まだ履いてない。せっかくなので、誕生日当日におろそうと思ってる。

良い靴を買ったら、それに見合うような良い服や良い鞄が欲しくなった。ピカピカの靴に合わせるのが2000円で買った服だったら靴が可哀想かなと思って。

「良い靴は良い場所に連れて行ってくれる」とか言うけど、本当なのかも。この靴はどんなところに連れてってくれるのかな。

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