みずたま日和

どうってことない出来事

君がいた夏は

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目が覚めて、最初に目に入ってきたのは青空だった。

実家のソファで寝てたのに、リビングのカーテンは遠慮なく全開にしてあった。青い空が寝起きの目にひどく眩しい。

弟が起きてきて、目の前に座った。逆光がすごいなぁと思って隠し撮りをしたら、なんか彼氏感のある写真になった。

 

諏訪大社のおみくじで凶を引いてから、日々の何気ない不幸が多くなった気がする。

寝坊、やけど、仲違い、靴擦れ、忘れ物、そして虫刺され。その時はなんの虫か分からなかったけど、今日分かった。アシナガバチだった。

 

ベランダに洗濯物を干し終わって、窓を閉めたあと、アシナガバチが3匹窓の近くをウロウロしてるのが見えた。どんなに追い払おうとしても戻ってくる。

嫌な予感がして恐る恐るカメラを起動、写真を撮ってみたら予感的中。手のひらサイズまで大きくなった巣がそこにはあった。すぐ大家さんに電話。

 

今日は松本ぼんぼん。ネットで殺害予告が書かれるくらいには大きなお祭り。高校の時の友達ふたりと合流する。

よくよく考えてみれば、中3の時から学校で踊らされたり、会社で踊らされたり、バイトしてたりで、お客さんとして来るのは中2ぶりだった。

 

中2の夏。母に着付けてもらった浴衣で、男女6人くらいでまわったのが最後。えっ10年前?やば。

友達が好きな男の子に告白すると意気込んでいて、後押ししたら、同じ人を好きな別の友達が「わたしのこと応援してくれるって言ったじゃん!」って怒ってきたのしか覚えてない。

 

大人になって初めてのお祭り。つまり、飲酒ができる!!控えめに言っても最高だった。お酒飲んで楽しくなるの本当に最高。語彙力。2杯しか飲んでないけど。

楽しかった。結局誰も殺されなかったし。松ぼんで殺害予告とかクソダサいよね。ほんと、良かった。