眠りにつくかつかないか
朝6時、目覚ましを止める。
7時に起きればかなり余裕をもって準備ができるのに、6時から7時半まで15分おきに目覚ましをセットした昨日の自分のビビリ具合に笑う。
ベッドの中で、あと5分…と、アラームではなくタイマーをかけて目を閉じる。世界一短く感じる5分をその後何度か繰り返して、ようやく起きる。
カーテン越しに、外は晴れているように見えた。雨だって聞いてたんだけどな。
家を出ると強風。胸下まで伸びた毛先が、あっちへこっちへ暴れまわって視界を塞ぐ。今は降ってないけど、そのうち雨降るなと思った。
信号待ちをしていたら、道端にセミが落ちていた。鳴いてはいなかったけど、死んでるようにも見えなかった。道路と同化してパッと見分からなくなってて、気付くの遅かったら踏んじゃうとこだった。危ない。
夏になって、セミファイナルって単語を聞くと、必ずハチクロを思い出す。あゆとはぐちゃんが逃げ惑うやつ。何巻だっけ?読みたいな。
やっぱり夕方前から雨が降り出す。
そういえば今日は神社のお祭りだった。あのお祭りの日は必ず雨が降る。祀られてる人の祟りだとかなんとか。
本当かは分からないけど、確かに毎年雨だ。中学生のとき、雨に濡れながら花火を見たのを覚えてる。
仕事終わってからポケモンした。雨の中、かなり人が集まってた。
フリーザー、ボール2投で捕まえられてしまって、手応えも何もない。正直ルギアの方が欲しかったし。でも、5投して逃げられてた彼氏に自慢したら、ようやく嬉しく思えてきた。
ご飯を一緒に食べて、彼氏の家に行く途中、お祭りの花火が遠くの方で小さく光るのが見えた。ちょっと嬉しかった。
家に寄ってちょっとだらだらして、日付変わる頃にアパートまで送ってもらった。DVD見ようって言ったのに、結局見ないまま。