切りすぎた前髪

あまりの日当たりの良さに目が覚める。時間はまだ8時半。暑くていられない、ロフトを降りる。

そのままシャワーを浴びる。そういえば大家さんが蜂の巣取りに来てくれるって言ってたの、今日の何時だったっけ。10時？18時？忘れた。

シャワーから出て、冷凍パイン食べながら髪の毛を乾かそうとしたその時、大家さんから電話。

「これから向かいますね〜」10時のほうか！「えーと、何分くらいで着きますか？」「5分くらいです〜」やばい。髪の毛ビッショビショ、下着しかつけてない。

慌てて、食べかけの冷凍パインを冷凍庫に戻し、適当なワンピースを着て、前髪だけ乾かす。後ろ髪はまだ濡れていたけど、とりあえずお団子に縛ってごまかした。

電話を切ってから本当に5分で到着。蜂の巣取りに来たわりには、Tシャツジーパンの軽装で心配になる。

心配は無用だったらしい。ゴキジェットを蜂の巣に噴射、ビニール袋で巣をつかんでそのまま口を縛って終わり。大家さんすごい、あっという間の出来事だった。

あまりにも手馴れていたので、帰り際「過去に他の人の部屋にも出来たことあるんですか？」と聞いたら、「いや今回が初めてですね！」と言われた。ですよね。

12時。帽子をかぶって美容院まで歩く。影があまりにもくっきりとしていて思わず写真を撮った。日差しの強さがわかる。

長さは変えずに、段を入れて梳いてもらった。シャンプーをしてくれたアシスタントの女の子が、その可愛い見た目によらず、指圧が凄まじくてちょっと引いた。

前髪のカットをオーダーせず任せてみたら、勝手にシースルーバングにされて動揺した。さらに仕上げのスタイリング剤が、濡れ感のあるやつでさらに動揺。ただの汗だくの人みたいなんですが大丈夫ですか？と内心思ったが、もちろん言えなかった。

明日のための荷造りをして、彼氏と合流。

朝の5時には起きて出発する予定のため、逆算して22時には眠りについた。楽しみ。