みずたま日和

どうってことない出来事

愛捨てた

箇条書きみたいな歌詞が好き。

チャットモンチーなら「冷蔵庫の悪趣味ステッカー、丈の足りない遮光カーテン、向かい合った丸い座布団、お皿の隅によけた人参、たまにくる電話は1分、2人お揃いの記憶」

aikoなら「日曜日も、星のリングも、22日も、長袖も、家の鍵も、笑った目も、夢のダンスも」

理由はとくにないけど、多分感情移入できるというか、なんか「そういうの、あるよね〜」って気持ちになるから好きなんだと思う。

わたしだったらなんだろう。「色違いのマグカップ、コンビニの立ち飲み、たまごスープ、夜中の国道」とかかな。なんかセンスないな。

 

元カレと別れてもう半年以上経った。

先月末に出来た新しい彼氏は無職で、ひとつも尊敬できるところがない。

ふと元カレの名前を呼びそうになることがもう数え切れないほどあって、わたしはずっと呼び違えないように気をつけながら話をしている。

 

昨日は初めて喧嘩をした。些細なことに苛々し始めたら、次から次へと苛々させられることが起こって、でもわたしは理由を話したくなくて、彼氏は「言ってくれなきゃ分からない」の一点張り。

「言ってくれなきゃ分からない」のは分かる。けど夜中の3時だか4時に、布団に入って眠ろうとしてる人に対して、「理由を話せ」って。しんどい。寝かせてほしい。

背中向けて眠ろうとしても、力尽くで正面を向かせようとしてきて本当に嫌だった。元カレだったらそんなことはしなかった。ああ、また考えている。

元カレはもはや呪いみたいなものだ。本人がなにをしたというわけではないけど、思い出やらなにやらがわたしを苦しめる。つらい。幸せになりたい。